町では、男女共同参画社会の実現に向けた施策を推進するための指針として「九十九里町男女共同参画計画」を策定しました。

本町では、令和3年12月に実施した「男女共同参画社会の実現に向けての住民アンケート調査」結果において、社会全体、家庭、職場、学校教育、政治、法律・制度、社会通念・習慣などの各分野における男女平等感の問いに対し、すべての分野で男性優遇感を持つ人の割合が多く、依然として男性と女性の役割を固定化する意識や社会慣行が根強く存在することが明らかになりました。

このようなことから、一人ひとりが個人として尊重され、男女が対等な構成員として、あらゆる分野における能力を発揮することができる男女共同参画社会形成のための取り組みが急務であると言えます。

本町においては、「第5次九十九里町総合計画」と国や県の法制、計画との整合性を図りながら、「人、自然、風土を力に　未来に広がる海浜文化都市　九十九里」を目指し、町民と行政が協働して男女共同参画社会を総合的かつ計画的に推進するために本計画を策定しました。

男女共同参画社会基本法の5つの基本理念（「男女の人権の尊重」「社会における制度または慣行についての配慮」「国際的協調」「政策等の立案および決定への共同参画」「家庭生活における活動と他の活動の両立」）と町総合計画で掲げる町の将来像に基づき、男女が互いにその人権を尊重しつつ、ともに喜びや責任を分かち合い、個性と能力を十分に発揮し、一人ひとりが自分らしい生き方を実現できる社会を目指していけるよう「あなたらしく　自分らしく　そして未来へ」を町の基本理念とします。

次の3つの基本目標を設定し、町の男女共同参画を推進します。

（ア）男女共同参画の実現に向けた基盤づくり

（イ）あらゆる分野で誰もが活躍できる環境づくり

（ウ）男女がともに健康で安心して暮らせる地域づくり

令和5年度から令和9年度までの5年間