風資源に恵まれ遠浅な地形を有する九十九里浜沖の洋上は、風力発電事業を導入する適地としてポテンシャルが高いと評価されていることから、九十九里町では、「第5次九十九里町総合計画」における主な取組として地域再生可能エネルギーの推進を位置づけております。
今後、風力を利用した地域再生可能エネルギーの導入により、漁業をはじめとした地域産業の振興や新たな産業の創出、雇用の拡大など、九十九里地域の活性化に向け取り組んでいきます。
これまで一般海域については、利用のための統一的なルールが定められていませんでしたが、平成31年4月に「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る利用の促進に関する法律」(再エネ海域利用法)が施行され、国が公募によって選定した事業者に対して、最大30年間の海域の占用が認められることとなりました。
九十九里沖での洋上風力発電事業については、この法律に基づき、国の主導によって推進されることとなりました。
経済産業省および国土交通省が策定する「海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域指定ガイドライン」(区域指定ガイドライン)では、各地域における促進区域指定のニーズに関する情報等、さまざまな情報の収集を行った上で、早期に促進区域に指定できる見込みがあり、より具体的な検討をすすめるべき区域を「有望な区域」として整理しています。
促進区域とは、気象、海象その他の自然的条件が適当であること、漁業や海運業等の先行利用に支障を及ぼさないこと、系統接続が適切に確保されること等の基準に適合した一般海域の区域で、洋上風力発電事業の実施のために指定され、その区域内では最大30年間の占用許可を事業者が得ることができます。
洋上風力発電が立地するためには、国により海洋再生可能エネルギー発電の整備に係る海域の利用の促進に関する法律に基づく促進区域に指定されることが必要となります。
令和4年9月30日には、促進区域の指定の前提となる有望な区域等の整理が行われ、「九十九里沖」が国から有望な区域として選定されました。
九十九里町、山武市、横芝光町から離岸距離約10キロ辺りの海域
※具体的な区域については、今後、漁業との共存・共栄を前提として、国、県、市町村、漁業関係者等による協議会等を踏まえて、決定することとなります。
海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域指定ガイドライン
ガイドラインはこちらからご確認ください。
九十九里町(法人番号 8000020124036)商工観光課商工振興係
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