フレイルとは、年齢とともに、心身機能が低下した状態のことをいい、運動、栄養、口腔、社会・心理の4つの機能の低下によっておこります。
フレイルは、「健康」と「要介護」の中間に位置し、そのまま放置していると「要介護」状態になる可能性があります。
以前に比べて歩く速度が遅くなった、つまづくことが多くなった、むせることが多くなったなど、心当たりはありませんか。
筋肉量は40歳代から低下し始めます。
筋肉の衰えは運動で改善できますが、働く世代は運動不足の方が多い世代です。町が実施した住民の健康意識に関する調査結果によると、「1日30分以上の運動頻度」について、40~50歳代のおよそ4~5人に1人が「30分以上の運動をしていない」と回答しています。
筋力低下などのフレイルの芽は、早めに気づいて生活習慣の見直しや適切な対応をすることにより予防することができます。
20年後・30年後に転倒しない身体づくりのため、今できることから始めましょう。
・筋肉のもととなる「たんぱく質(肉・魚・卵・大豆・牛乳など)」が不足しないよう、毎食、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を意識し、身体の調子を整える「ビタミン・ミネラル」を含む野菜も一緒にとりましょう。
・週1回以上は運動する、今より10分多く体を動かす「+10(プラステン)」など、今の生活に少し運動をプラスしましょう。
・職場や趣味・ボランティアなどでの人との交流、近所の人や友人との会話などを楽しみましょう。
・舌やその周りの筋肉が衰えることで、食事でむせたり、咀嚼が難しくなったり、話しにくくなったりします。舌や唇をよく動かすとともに、丁寧な食後の歯磨きや義歯の清掃、1年に1回の歯科健診を受診しましょう。
働き盛りの40歳代から始めるフレイル予防(リーフレット)
発行:山武地域・職域連携推進協議会
フレイル予防リーフレットの説明動画をYouTubeで見ることができます。
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