麻しん(はしか)とは、麻しんウイルスの感染によっておこる感染症です。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。
免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
ウイルス感染後、約10日から12日の潜伏期の後、発熱や鼻水、咳、目の充血等が認められます。この症状が数日続いた後、全身性の発疹が現れ高熱は更に3日か4日続きます。
麻しんには特異的な治療法が無く、対症療法が中心となります。感染から回復までの約1か月間は免疫機能が低下するため、脳炎や肺炎等の重篤な合併症を引き起こす場合もあり注意が必要です。
千葉県内では、今年に入り2例の麻しん患者が確認されており、近隣都県においても複数の麻しん患者が報告される等、全国的に麻しん事例の増加傾向が見られています。また海外において、麻しんが流行しています。今後、国内においても海外からの輸入症例を契機とした感染伝播が懸念されています。最新の情報を国立感染研究所のホームページでご確認ください。また、麻しん罹患歴や予防接種歴を確認し感染予防に心がけてください。
厚生労働省ホームページ
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