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二酸化炭素の回収・貯留事業(CCS事業)について

[2026年9月8日]

ID:9060

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 国では、2021年の第6次および2025年の第7次エネルギー基本計画において、2050年カーボンニュートラル実現の方策の一つとしてCCSを掲げ、2024年5月には「CCS事業法」が成立しています。

 この法整備により、CCSの事業化へ向けた動きが始まり、2024年に「先進的CCS事業」9案件の一つとして、「首都圏CCS事業」が選定され、実施可否について検討されています。

 町では、この「首都圏CCS事業」が、九十九里沖の海底下に二酸化炭素を貯留する事業であることから、重要な案件として関連情報をお知らせするものです。

目次

CCSとは

 「CCS」とは、「Carbon dioxide Capture and Storage」の略で、日本語では「二酸化炭素回収・貯留」技術と呼ばれます。

 鉄鋼業や化学工場、発電所等から排出された二酸化炭素を他の気体から分離して集め、パイプラインや船舶で輸送し地中深くに貯留する技術で、大気への二酸化炭素排出削減が可能です。

 国内では、北海道苫小牧市においてCCSの大規模実証試験が実施され、2016年から2019年にかけて累計約30万トンのCO₂が地下に貯留されました。圧入終了後もモニタリングが継続されており、貯留したCO₂は現在まで安定的に地下に留まっていることが確認されています。

首都圏CCS事業について

 首都圏CCS事業は、千葉県京葉臨海工業地帯の鉄鋼業等から生じるCO₂をパイプラインで輸送し、九十九里沖の海底下に貯留する事業です。2024年6月、首都圏CCS事業は独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が支援する「先進的CCS事業」9案件の一つとして選定されました。

 千葉県は全国有数の産業集積地であり、産業部門のCO₂排出量は36,588千t-CO₂(2023年度)と、全国で最も多い水準にあります。首都圏CCS事業は、こうした産業活動に伴い排出されるCO₂を回収・貯留することで、千葉県および国の脱炭素化に貢献することを目指しています。

CCS事業法に基づく九十九里沖の特定区域指定について

 CCS事業法では、同法第3条第1項に基づき、経済産業大臣が、貯留層が存在し、またはその可能性がある区域について、CO2の貯蔵により公共の利益の増進を図るため試掘を行わせる必要があると認めるときは、当該区域を特定区域として指定し、試掘の許可申請を受け付けた上で、最も適切に実施できると認められる者に許可をすることとされています。

 千葉県九十九里沖の一部区域は、この要件を満たすことから2025年9月に特定区域として指定され、許可申請の受付が開始されました。その後、許可基準に照らした審査、関係都道府県知事協議、利害関係者からの意見募集等を経て、2026年4月、首都圏CCS株式会社に試掘の許可が与えられました。

 なお、今回の指定は、北海道苫小牧市沖の一部区域(2025年2月21日指定)に続く2件目となります。

試掘調査について

 CCS事業法に基づき、2025年9月17日に指定した千葉県九十九里沖の特定区域について、首都圏CCS株式会社より試掘の許可申請があり、審査の結果、許可基準に適合し、当該区域において試掘を最も適切に行うことができる者と認められました。これを受け、経済産業大臣は関係都道府県知事(千葉県知事)との協議および利害関係者からの意見募集を実施し、公共上の支障がないと判断されたことから、2026年4月、首都圏CCS株式会社に対して試掘を許可しました。

 現在は、必要な法令手続を経た上で、2026年7月から2027年1月にかけて、首都圏CCS株式会社による九十九里沖海底下の試掘調査が実施されています。本調査により、CO2の貯留に適した貯留層や遮蔽層が広範囲に存在し、安全な貯留ができる地層が当該区域に存在することを確認していくこととなります。

 なお、今回の試掘許可は、CCS事業法に基づく試掘許可として、北海道苫小牧市沖に次ぐ2件目となります。

 ※現在実施しているのは、CO₂貯留の適性を確認するための試掘調査であり、将来の事業化が決定しているわけではありません。試掘結果や安全性評価、関係法令に基づく審査、地域の皆さまとの対話等を踏まえ、今後総合的に判断していくこととなります。

首都圏CCS株式会社とは

 首都圏CCS株式会社は、首都圏CCS事業における輸送・貯留に係る検討・評価作業を担う中核会社として、2025年2月28日に設立された合弁会社です。株式会社INPEX(85%)と関東天然瓦斯開発株式会社(15%)が出資し、本社は千葉県千葉市です。

 同社は、首都圏CCS事業の実現に向け調査や設計を進め、京葉臨海工業地帯の脱炭素化とカーボンニュートラル社会の実現への貢献を目指しています。現在、経済産業省による特定区域指定を受けて試掘の許可を取得し、九十九里町沖で試掘調査を実施しています。

CCSコミュニケーションセンター「うみとみらい」について

 首都圏CCS株式会社は、地域住民への情報発信および対話の場として、コミュニケーションセンター「うみとみらい」を開設しています。

 本センターは、首都圏CCSの取組や安全対策等について、分かりやすく紹介するとともに、地域住民との双方向のコミュニケーションの場として活用していくことを目的としています。

 

住  所  :〒283-0102 千葉県山武郡九十九里町小関2347-98地先

開館時間 :午前10時~午後4時

休 館 日  :火曜日、水曜日、年末年始


情報誌「うみとみらい通信」について

 首都圏CCS株式会社は、試掘区域に隣接する市町住民への情報発信として、令和8年7月1日に「うみとみらい通信第1号」を創刊し、以降も定期的な発行が予定されています。

お問い合わせ窓口

 首都圏CCS株式会社

(電話番号)043-375-6531 (受付時間:平日 午前9時~午後5時)

(インターネット)インターネットでのお問い合わせは公式ホームページ(別ウインドウで開く)から


関連リンク

<経済産業省・資源エネルギー庁のホームページへ>

CCS政策について|資源エネルギー庁(別ウインドウで開く)

<独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構のホームページへ>

※(国のエネルギー政策に基づき、CCSなどの調査・技術支援を行う国の機関)

CCS事業紹介|独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構[JOGMEC](別ウインドウで開く)

<千葉県のホームページへ>

二酸化炭素の回収・貯留事業(CCS事業)に関すること|千葉県(別ウインドウで開く)

<首都圏CCS事業者のホームページへ>

首都圏CCS株式会社(別ウインドウで開く)

<株式会社INPEXのホームページへ>

株式会社INPEX(別ウインドウで開く)

<関東天然瓦斯開発株式会社のホームページへ>

関東天然瓦斯開発株式会社(別ウインドウで開く)



お問い合わせ

九十九里町(法人番号 8000020124036)企画政策課政策推進係

電話: 0475-70-3121

ファックス: 0475-76-7934

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